ブルべ前に体重はかるの忘れちゃった。帰ってきたら67kg…あれ?増えてない?食べ過ぎたのかなぁ。登りは軽快でしたがね。
というわけで雨中ブルベ400kmをなんとか22時間18分で無事に完走してきました。今回のは昨年走った600kmがショートカットになったようなコースで、ルートとしては比較的楽しく走れます。雨さえ降らなければ。
【準備】
2週間前からセッティングを詰めて準備していたハブダイナモ代用のTigra Bike Charge。残念ながら雨で使えない(防水だけど、充電しながらの信頼性は甚だ怪しい)ので、外して外部バッテリーからの給電のみにすることに。
もってったのはでっかい10,000mAhと5,000mAh。たまにルート見たりするだけなら設定次第ではバッテリーなくても600kmだって持つけど、MapMyRideでログを取り続けるにはこれくらいいるかなと…。結果途中でログ取りを諦めたので5,000は使いませんでした。無駄なおもり。
雨具は使わないで、いつものようにNIKWAXでウェアを撥水加工するだけで終了。前回暴風雨の300kmの時にこれで問題ないことは実証済み。
マウントが壊れたサイコンはとりあえず外して、今回は使わないで走ってみることに。ルートはキューシートもあるし、迷ったらスマホでも見ればいいし。サイコンないとキューシートのウェイポイント間の距離把握が一気に難しくなると気づいたのは、市街地に一人で入り込んだ時でしたが。
ルートデバイスはGalaxy TabからL-06Dに変わったけど、MyTracksと標準のMaps、ログ取得にはMapMyRideでってのは変わらず。GPSアプリの複数起動が心配だったけど、やってみたら防水でも雨の影響の方が大変なことに。まぁ、それが原因でミスコースって感じではなく、疲れてるといらっとするって程度です。デジタルデバイスに対して精神的応援をしてしまうことになるのはなぜですかね。
【往路】
日光峠下るまでは雨もなく、ひたすら前方に参加者が出ては折を見てパスを続ける展開に。と言うのも最初の1時間以上、信号の多い市街地のせいもあり大きな集団になんとなくパックされちゃって、全然スピード乗らなかったから。
スローペースから抜け出て日光峠への上り口まででけっこうな数の参加者をパスした気がします。そうそう、去年の骨折現場を通った時(62km地点)、じっくり路面やら傾斜やら舐め回してみたけど、なぜ落車したのかはやはり見当がつかなかった。ただのゆるいカーブなのに、不思議だ。
落車現場も問題なく通り過ぎ、峠前のPC1(コンビニ)107km地点には13時50分(4時間50分経過)にチェックイン。ここより前のコンビニでお昼をしっかりとったので、ここでは補給食買うだけで出発。スタート前に取材を受けた「ランドヌール」誌の方々がここでも取材してましたね。
妻にlineで「 早いじゃん。今日何時ごろ帰りだ?ご飯食べるのかな? 」と言われて、ちょっとテンション下がる。あと300kmあるのに…しかも雨降るのに…。200kmだったとしてもゴールは5時間後ですよ…。
日光峠は一度登ってたこともあり、楽勝とは言わないまでもペースも掴めていい気持ちで登れたのがよかった。雨の前に越せたのもやはり大きい。自分のペースを保てるのがやはり一番良いことだと思う。
この時の予報で18時時点では降ってるだろう事がわかっていた。実際には15時くらいから降り出し始めていて、日光峠を下り始めるPC2チェックインの16時では、気温も5℃しかなく(参加者談)、その時点で指ぬきグローブから冬用グローブに交換して、スマホやバッテリーなんかをジップロックに入れていた。
折り返しのPC3には18時10分着。200kmで9時間経過ならこの先の貯金も充分。残り200kmで18時間。雨でもなんとかなる。コンビニでみんな凍えてましたね。このPCでカップうどんを食べましたが、一緒に買ったRed Bullはそのままポケットへ。寒くて飲む気にならないですよ。
そう言えばで忘れてて冬用グローブを防水させてなくてぐっしょりしたので、ここでキッチン用ゴム手袋を買ってみました。濡れてる手にははめずらいったらない、って女性用だー。指先きつくて逆に冷たくなりそう…。なんてこともありつつ後半スタート。
【復路】
直後から、湿気のせいでかタッチパネルがおかしいL-06D。なぜか勝手にボタン押したり、こっちが押すのを邪魔したりする。一度画面の湿気を拭き取って、防水だけどもこわいのでジップロックへ投入。でもだめだった。アンロックする時、通知バーを下げて起動アプリを選ぶってのをするんだけど(自転車乗ってる時はPINだとめんどくさい)、同じ画面にGPSとかデータ通信のボタンもあって、なぜかGPSオフにしたりするから、MapMyRideのログが途中で止まっちゃった。前半はしっかり取れたのに…。
似たような症状がなんでもない充電中にも実はたまにあります。USBケーブルとACアダプタの相性とかそんな感じで。何も触ってないのに勝手にタップしたことになっているという。誤タップしかできないのでいらつきます。
ブルベ中はケーブル予備なんて持ってないし、そのせいかどうかも分からないので(何度かテストはしてるけどね)、しょうがないから後半はログ取りは半ばあきらめ(Google Latitudeが勝手に取ってくれるログもある)、ルートの確認用に専念してたまに見てたんだけれども、やっぱりなんかおかしい。雨粒で誤作動するってどうなのよ。パネルからちょっと浮いたところでサランラップみたいな伸びる膜があるといいんだろうなぁ。次回までに素材を考えよう。
Galaxy Tabの時はシリコンケースに入れてマップケースに入れるとちょうどそんな感じだったから何の問題もなかったんだな。あっちは自転車自体の振動と熱でおかしくなってたけどさ。
そんなちょっとした不満を抱えつつ、ビーフラインを越え、道祖神峠を越え、…ってそんな簡単に越えられませんでしたよ!PC4の250km地点には21時21分着。途中何度も自販機に立ち寄り「つめた~い」オンリーに落胆して走り出すやるせなさ。眠いし。だんだん右足首に違和感が出てきたんで、ストレッチ休憩多め。
PC4を超えると後半の文字通りの山場、広域農道「ビーフライン」と道祖神峠越え。ビーフライン途中の温度計表示は3℃。…雨の3℃は、死ねるよ。
だんだん思考力が衰えてくるから、ミスコースしてビーフライン登り返すなんて馬鹿したりしつつ、このあたりで他の参加者に遭遇したおかげで精神的に助けられました。
実は後半のほぼ全区間で、パスした参加者にミスコース後に再度出会い、お尻についてまたパスして、またミスコースする、というエンドレスを繰り返したのでした。実は雨だからとめんどくさくなってキューシートのチェック頻度が減ったことと、L-06Dでの現在地チェックがこれまためんどくさくなってほとんどしていなかったという。
そもそもサイコンなくてGPSもなければ、道案内はキューシートしかないんだけど、それすらあまり見てないんだからミスコースするのは必至。闇の中でキューシートを見るためにヘッドライトか代わりの何かをみんな付けます。自分は今回ヘッドライトではなく、ヘルメットの紐に小さいライトをゴムバンドで着けてました。
雨でゴムバンドがずれるんだよね。で、雑に扱うから外れちゃって、ゴムぴょーんて夜中のビーフラインのどっかに飛んでっちゃった。これも次回までに改良しないとね。
雨は経験値高くなる要因がごっそりあるので、走ってる時は悪態つきたくなるけど、終わってみればいい体験なんだと思います。
ビーフラインも道祖神峠も、雨の中で暖を取るためにあるんだねぇ。手足はグチョグチョでも撥水加工したウェアのおかげで体幹が冷えることもない。体が暖まってくればインナーは濡れていないどころかヒートテックが熱を発してるのもわかるくらいのサラサラ感。NIKWAXとのコンビすげぇ。
道祖神峠は久し振りに蛇行までして登り切ったですよ。ダンシングしてるとアキレス腱が痛かったんですよ。夜中だし霧が濃かったねー。これにて山越え終了。
峠を越えたらもう踏み倒すだけ、と頭ではわかっていても、足首が冷え過ぎてかアキレス腱が痛いしでまったく踏めない。同じ痛みに覚えがある。仙台川崎390kmを走った時の、雨の後半と一緒だ。上手に回すペダリングをしないと、持たない。でも踏めないだけで、回せる。
冷え過ぎるとダメージ来るから靴とか靴下も防水対策すべき。コンビニ袋でいけるかなと思ったけど気温が低すぎるとダメらしい。ジップロックならいける、だろうか?
話を聞くと靴側の対策では必ず漏れるらしいからやはり靴下が濡れない努力をしないといけないようだ。もしくは靴下が濡れても冷えないようにする努力。ウール素材の靴下がいいらしいですね。ネオプレーンなんかもどうだろうか。もう春なんで売ってないとは思いますがね。ブルベ沼は物欲の塊だなぁ。
峠越え後のPC5、320km地点には2時38分到着。PC6、355km地点ではFoursquareでのチェックインすら忘れ、レシートが手元にない今は時間もよくわからない。4時半くらい?この時すでに心はゴールした気になっていた。このあたり、走ってる時の記憶が非常にあいまいで、夜中だから周りの景色も変わり映えしないし、ただただ走るだけになってた。そしてただただ走れてるって時は体も温まってるからか眠い。寒いとそんな気にはまるでならないのに。ここらでもパスした人にミスコースした後また追いついて恥ずかしげもなくパスしてまたミスコースしてうしろから追いつくってのを何度もしてた。眠くってどうしよもないね。
そしてゴールは07時18分。明るくなってからは元気も出るけど市街地にも入るし車も増えてくるしで、今度は精神的に疲れてくる。最後の5kmくらいで、たぶんトラックの水しぶきとかのせいなんだろうけどコンタクトが急にごろごろして痛くなって目も開けられなくなっちゃったので、信号待ちでコンタクト破棄。
予備もあるけど距離もないからそのままゴールしました。ゴール後は動かないから寒くって、手足はかじかんでるし、経過時間とかなんかおかしい数字書いてた。んで、ブルベカードとかレシートとか、ただのビニールケースにいれててびしょ濡れだったんで怒られました。去年使ってたケースが100均だったし一年でぼろぼろだったから新調したんですが、今回のはブルベでは使えませんでした。もっとましなやつにします。主催者の皆様、ごめんなさい。
【帰宅】
ブルベは大人の遠足なので、「家に帰るまでがブルベ」とよく言われますが、家に帰った後に家族サービスしなくちゃいけなかったので、帰ってからお買い物やら何やらこなしてから寝ましたよ、おっとな~。胸焼けがひどくなってて、そのせいで食道のあたりが翌々日まで続き、指先のしびれは2週間たっても残ってます。そのまま次のブルベに持ち越すんじゃなかろうかと。
【GW①】
蛇足。実家に帰って、再度雨中ライドをしてきました。実家周辺をちょっとした山まで登って、アップダウンのある広域農道を通って帰ってくる、こんなルート。
雨ブルベの一週間後だってのに、また雨でぐっしょり。ごめんよ、かいおう。でも実家でコースが終わるってことは、家の外で自転車の汚れをホースでちゃちゃっと落とせるってことで、これは非常に便利だと当然のことながら感動しました。一度家に帰ってからだと汚れが乾いてこびりついてるし、下手すりゃさびも浮き始めるし(チェーンとか)、精神力が終わってるから注意力もなくて汚れが残ってたりするしでいいことない。今後は即洗える環境を車でも作りたいものだ。
WASHOUT TWICEの本当の意味は、妻にプレゼントしたFitbit oneを2度も洗濯にかけられたからなんだけど、ブログに書くとまた「私の文句ばっか言って」って怒られるから…ごにょごにょ。でもまぁ、洗濯2回には耐えたんですよ。洗濯直後にだめだと思ってオーダーしちゃったんで、1個自分用に回ってきて、おもちゃが増えました。
通勤 382km
BRM420 407km
実家周辺 93km
01月 471km
02月 84km
03月 478km
04月 967km BRM420埼玉400アタック日光&ビーフ
05月 0km BRM511宇都宮300牛久発
06月 0km BRM601神奈川600興津クラシック、ツールド筑波
07月 0km
08月 0km
09月 0km
10月 0km
11月 0km
12月 0km
2013年は累計 2,000km