Saturday, December 18, 2010

おにきし かいおう きたりて ざんにんに てつがくを とく


まいったなぁ。ソロモン72柱の魔神の1柱で青い馬に乗った長い髭の老騎士、
その名もフルカスが遣わした「かいおう」さんがイベリコ豚風に身を包みやってくる。

ただしくはFOCUS CAYO というフレームのIZALCO EXTREME REPLICAカラー。
コンポがコンパクトクランクのULTEGRAで、ホイールはFULCRUMのRACING5仕様。

本当であればAL LITEに105以上を移植し、ホイールは手組に、という流れで
今後を考えていただけに、この選択は何とも言えず。イタリアからドイツへの
移住とはこれいかに、という気分である。どんな気分だ。まぁ、イタリア語も
高校の時に興味があってほんのちょこっと勉強してたし、ドイツ語は大学で
外国語として履修していた。流れとしては悪くない。ほんと、どんな流れなんだか。
まぁ、ただの言い訳です。

しかし日本語読みだとフォーカスだし、カヨちゃんとか呼ばれてるわで、ブランドは
立派なはずなのになんだかかわいそうだ。でもドイツものってみんなそうだよね。
正しくはフォークス、そしてカイヨ、のはず。

pronounced: plāy-mō-bēēl なんて書いてあっても正々堂々とプレイモービルと
呼ぶものね。うちでは「鬼騎士かいおう」と呼ぶことに決めた。大銀河の友人と
いい勝負のネーミングである。我ながらくだらんけれど。


GIOS AL LITEの盗難後、かの団体から援助、とある機関から融資を授かる
ことに成功した為、落ち込みまくっていたものの、とにかく一歩を踏み出した。

しかし踏み出してしまうと地獄である。なにしろツール関係がほとんど残ってない。
新車には当然、ペダルがない。メーターもない。携帯ポンプもない。携帯ツールも、
鍵も、ライトもボトルケージもない。あるのは残ったシューズとクリート、ヘルメットに
ウェア、ケミカル類、フロアポンプ、レースに出た時もらったボトル、他こまごまとした
補修パーツやらなんやら。

最大の残り物は3本ローラーで、盗まれた夜にローラーが目に入った時は、何の為に
おれはいるのか、と問いかけられた気がして泣きそうになった。しかし今、ローラーの
代わりに泣くのは我が子ではないのかと問われると、頭を垂れるしかありません。